
STORY
コンサルティングを通じて感じたことは日本の素晴らしい食文化やフードビジネスを次世代に体型的に継承していく仕組みや教育がない。その問題を解決していきたいと思ったのが二人の共通点であり始まりでした。
1994年
フィーストインターナショナル設立以前、古市と福田の2人はバブル終息期に設立された味の素の子会社に勤務していた。そこは規模が大きく設備は充実していたものの、固定費が高すぎて時代の変化に対応できず、2人は顧客ニーズを充足出来ないジレンマを感じていた。
1995年4月
古市と福田それに友人にも出資してもらい資本金1400万円を集めた。オフィスは友人のオフィスの片隅、約6畳を間借してのスタートだった。不況時の無謀な独立であったが、古市は「こんなに景気が悪い時に会社をやっていければ、いつでも乗り切れるのではないか」と感じていた。当時、古市37歳、福田29歳、まだバイタリティのある30代で会社を立ち上げたいというのは、予ねてからのの希望だった。会社経営のスタートは順風満帆ではなく、大金だと思っていた資本金は見る見るうちに無くなっていったが、過去の仕事の信頼からコネクションが豊富にあった 2人は、伊藤忠の子会社からの受注など、序々にそして着実に業務をこなしたが、結局、初年度は400万円の赤字であった。

1996年8月
設立後1年が過ぎた頃からの売上上昇に伴い社員を増やしたため、自前のオフィスを持つために、高輪に35坪の安い好物件を見つける。しかし、35坪は当時のフィーストには大きすぎたため、1人でオフィスを持っている友人に部分貸しをすることで、高輪にオフィスを持つこととなる。
新しいオフィスには、思いきってキッチンの設備を設け、試食会や撮影ができるようにした。この思いきった投資が功を奏し、順調に業績が伸びていった。
2002年2月
古市が家業である特殊機化工業(現プライミクス)の経営を担うことになり、特殊機化工業の東京支社とフィーストのオフィスを同じビルにするため田町に移転。70坪のスペースには天井換気システム、スチーム・コンベクションオーブンなどを備えた本格的な業務用厨房、ティスティングルーム、グループインタビュールームなどを設けた。
2015年8月
古市はプライミクスの経営の立て直しを図り、その経営戦略からプライミクスの本社、工場、研究所など兵庫県淡路市(淡路島)に移転。それに伴い福田がプライミクス プラス株式会社の社長に就任。社員食堂を核とする事業に基軸を置くことになる。フィーストは田町のマンションに移転、事業を縮小した。
2021年4月
古市はプライミクスをイグジットし会長に、福田はプライミクス プラス社長を退任。その間、古市はプライミクスの企業価値を4倍にまで押し上げた。また、福田は1日150食を提供する社員食堂を経営。地産地消を基本に加工品、冷凍食品を極力使わず、1年を通して同じメニューを出さない理想の社員食堂を実現。そのことも企業価値を押し上げる一因となった。
そして、フィーストの本業に復帰!拠点を港区西麻布に構え、料理教室などもできる広いキッチン、デモンストレーションスペースを設け、商品開発、メニュー開発の撮影にも対応する。また、古市は食の検定事業を買収。淡路島での地方創生事業にも積極的に取り組んでいる。
地域創生事業
弊社では地域活性化のための商業施設開発を淡路島で進めています。
食の学問体系化事業
食の高等職業専門教育機関の設立を目的に2017年に設立いたしました。